夏目友人帳 第1話『猫と友人帳』
視聴後の感想です。
心に残ったものを取り上げています。ぜひ作品をご覧になってみてください。
ストーリーに関わることは深く掘り下げてはいませんが、少なからず内容に触れています。前知識ゼロで作品をご覧になりたい方はご注意くださいね。
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この作品に最初に興味を引くきっかけになったのは、この作品の舞台が私の地元・熊本であるかもしれないということでした。案の定、熊本県の、しかも先に取り上げている国宝に指定された神社がある辺りが舞台になっているという情報があります。
『国宝の神社 vol.1』
http://yasuki-m.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/vol1_8e96.html
もちろん、この情報は確かなものではないのですが、地元が舞台の作品かもしれないとなれば、そこまでアニメにこだわりのない私でも、おのずと興味がわいてくるものです。
さて、この作品の主人公である夏目貴志は、普通一般の人間には見えない存在が見える高校生です。幼いころからこの異常な体質に悩まされていましたが、あるきっかけから『友人帳』という1冊の“綴り”を手にします。この友人帳は、夏目貴志の祖母であり、夏目貴志と同じ体質を持っていた夏目レイコが見ることのできる“妖(あやかし)”の名前が記された綴りだったのですが…
私の高校時代の友人にも、私には見えないものが見えるという友人がいました。「あそこの陰から子供が見てる」なんていわれた日には、私には見えなくてもあまりいい気分はしないものです。自分の目には見えないものは存在しない――こう強く断言できる人なら気にも留めないことなのでしょうが、半分は信じないけど半分は…――こんな気持ちの私には、見えない存在がそばにいるかもしれないという気持ちになってしまって、半ば怖くも感じるものです。
そして、早くに両親と死別し、普通には見えない“妖”の姿が見えてしまう主人公を引き取った親戚たちが、まさに私が“見える”旧友に感じたものと同じ気持ちを感じたのでした。
気味悪がられて知り合いの家を転々とした主人公が行き着いた先が、物語の舞台でもある『夏目レイコも暮らした地』だったのです。
物語はぜひ本編をご覧いただき感じていただくとして、周りの人と違う特徴を持つというのは、その特徴が特異であればあるほど、自分を孤立させてしまうときがありますね。そして、孤立感や孤独感というのは、知り合いができてふたりになったときの方が、自分たった独りであるときのそれ以上に大きくて、辛く感じるものです。
喜びあふれる出会いも、悲しさ満ちる別れも、決して独りではできないのですから。
それはきっと、人であっても妖であっても変わらない。
孤独で心優しい妖は、名を交し合った夏目レイコが、再び自分の名を呼んでくれることを願い、ひたすら待ち続けていたのでした。
第1話から胸を熱くさせる、とてもいい作品だったと思います。
P.S.
私の住まいは田舎なので、今日の深夜でやっと5話目です。
あと、声からして主人公は物静かでかっこいい系の、アニメではいわゆる今風(?)の青年なのですが、ばあちゃんとか普通なら呼ぶはずの祖母(レイコ)のことを『彼女』と呼んでいた場面にはさすがに失笑しました。ここだけ残念です。
●『胡桃割り動画』
こちらでも夏目友人帳の感想が書かれています。私よりも深く書かれているようです。私は作中のカットは載せていませんが、こちらでは載せられています。
http://thadopp.at.webry.info/200807/article_11.html
●夏目友人帳 公式サイト
http://www.natsume-anime.jp/
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