続・夏目友人帳 第五話『約束の樹』
視聴後の感想です。
少なからず内容に触れていますので、前知識ゼロで作品をご覧になりたい方はご注意くださいませ。
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森で生まれ育った妖・霧葉(きりのは)とレイコが交わした50年前の約束が織り成す、小さく、そして大きな感動の物語。
海を見たことがなく、見てみたいという霧葉に、契約した名前の紙を「50年経ったら返してあげる」と木の枝に結びつけたレイコ。
そして50年経った今、その約束どおりに名前を返してもらうため、夏目(レイコと間違えて)を訪れた霧葉ですが、もちろんレイコは存命ではなく、夏目達と共に、その『樹に結ばれた紙』を探します。
しかし、50年も経てば、レイコでも手の届くような枝を持った小さな樹も、生長し、それなりに大きくなるわけで……
あぁ……すごく感動ストーリーのはずなのに……自分、この手の世代を超えたつながりを感じさせるストーリーにすごく弱いはずなのに……こう、胸がぐっとこなかったデスorz
率直に申し上げると、夏目友人帳にギャグシーンは要らんと思うのですよ。
霧葉がドジだったりするところは、それはいいと思うのです。
ただ、何と言えばいいのかな……抑揚が足りないというか、テンポが悪いというか……
ギャグを入れるなら、それこそワンシーンぐらいにしないと、なんか全体が締まらないと思うのです……
ヒノエの回想にニャンコ先生が突っ込んだのには噴き出したんですけどねw
加えて、夏目の台詞にも違和感を感じたのですが、僕だけなのでしょうか。
霧葉に紙を取りに行かせるくシーンで、夏目が霧葉に「君が取ってくるんだ」と言うんですけど、もうこの時点で夏目は海が見えることに気がついていたのかな。
そうならともかく、そうでなければ、たとえば「僕じゃ登れそうにないから、霧葉、君が登って取ってきてくれるかい?」みたいな促しの言い回しの方が普通だと思うけれど……
物語を締めくくるラストの語り以外でも、夏目が悟っているかのようなクサい言い回しをするものだから、どうにも、一番盛り上がるべき最後のシーンが盛り上がらないんですよね(自分的には、ですが)。
あともうひとつだけ(右京さん口調)。
ニャンコ先生・羊かん踊り食いのシーンで
「塔子さんには迷惑かけたくない」
「まったく、いつになったら気づくのやら」
この会話は何かの伏線のようにも感じていたのですが、特に何もなく終わったような気がしました。
てっきり、『何も言わないことの方が余計に心配をかけさせてしまう』的なことに夏目が気づくシーンがあるのかと思いきや、塔子おばさんと友人ズの会話だけだったような気がしましたよ。
これはこれでいいのか、あるいは次回以降に持ち越しなのか、僕が気づけなかっただけなのか。
いずれにしても、どうも僕にとっては、続・夏目は消化不良で終わらせられてしまう回が多くて残念です。
一期はこういう回、なかった気がするのになぁ……
でも、こういうストーリーは大好きです!
この世にもういない人の遺志が、長い年月を経て、現在(いま)を生きる者の心を揺さぶる……それがたとえ、故人が未来を意識してそうしたわけではなくても、人の思いはまさに世代を超える、故人の息遣いを感じさせる……そう思うだけで目頭が熱くなります。
それだけに、今回はなかなか口惜しい回でした……
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