貴重な意見を聞いた
たまに覗いている、アサカワさんという声優さんのブログで、こんな記事が書かれていました。
※毒吐いているかもしれないので折りたたみ&閲覧注意
http://ameblo.jp/tacit/entry-10407474731.html
要は、すぐエロに走る最近の非18禁カテゴライズ・アニメ(と、その特典)はどうなの? ってことなのだと思います。
最近多いですよね、エロアニメじゃないのにエロいアニメ……(;´д`)
このブログ記事を読んだ率直な感想としては、作る側の方にもこんな疑問を持たれる人がいるのだな、安心した、というところでした。
僕は、アニメのDVDはほとんど買ったことがないのでそこまで実感はないのですけど、実際に「DVDになると○○のシーンはエロくなる」という旨の話は聞くので、最近の特典は特にそういう傾向なのだと思います。
そういえば、昔の友達が「ピッチの変身シーンはDVDだとエロくなる!」って騒いでたなぁ……(´д`)
僕の趣向としては、エロは別に嫌いじゃありません。
……が、無意味に垂れ流されるエロは好きじゃありません。
お銀のお風呂シーン(たとえがアレすぎ)のようなサービスシーンはいいと思うのです。
ただ、なにかと服がはだけたり、人気女性声優にエロい声出させたいだけだろって思えるようなアニメは、正直どうかと思うのですよね。
R-15あたりでありそうなイメージビデオなんかよりも過激なんですよ……?
普通のアニメなのに、レーティングもないのに……。
上にも書きましたが、アサカワさんはが一番言いたいのは、非18禁アニメのキャラがエロいことする(される)最近のアニメ事情はどうなの? ってことなのだと思います。
声優さんは、声優という固有名詞が付いてはいてもその実俳優さんですから、エッチい演技を求められればそれに演技で応えます。
それがお仕事ですし、アダルトな仕事も選ばないといけない状況の声優さんが多いこともまた、事実です。
問題は、声優さん(ここではアサカワさん)がアダルトな仕事をしたくないとかそういったことをおっしゃっているのではなくて――非18禁という、リアル・ファンタジー・SFといった世界観の違いはあれ、その世界観の中であれば現実に起こりうる日常を描いた作品にもかかわらず、服をはじけさせたり、股間をおっぴろげさせてみたり、はたまたエロチックな喘ぎ声を出させてみたりと、過激な言い方をすれば、半ばレイプしているのと変わらないような場面がキャラクターたちに強要されているという、昨今のアニメの表現手法・ウリはどうなの――というところなのです。
漫画やアニメには、いわゆる読者・視聴者サービスといわれるものがありますよね。
つまるところ女性キャラのエロエロカットを指すわけですが、そういうエッチく感じるシーンって、現実にあてはめて考えると、すごく非現実的なんですよね。
創作なんだから現実的かどうかにこだわる必要はない――なんて意見も聞こえてきそうですが、アサカワさんの言葉を借りれば、
『その子はそんなことをする子(キャラ)じゃない』
という部分は大いにあると思うのですよ。
それがお風呂シーンとかなら、そう問題はないと思うのです。
しかし、最近のサービスシーンというかそういったものは、えげつないというか、非18禁作品にもかかわらず18禁要素を感じるというか……そういう風に思うのは、僕だけでしょうかね……。
台本を読み、そのキャラになりきって演じる役者さんにとってみれば、仕事だから、求められるから、『この子はそういうキャラじゃない』と思ったとしても、エロい演技をしなくちゃいけない――そういう部分があるわけです。
観るだけなら、好みのキャラがエロいことになればドキドキワクワクで申し分なく終わるのかもしれませんが、演じる側としては、より強く心を共有するわけで、そういった疑問や葛藤は尽きないのだと思います。
エロ、いいと思います。
僕もエロです、エロじゃないなんて言い切れません、だって男だもの。
でも、生み出された世界の中に存在するキャラクターたちには、彼・彼女らなりの過去があって、現在があって、価値観があって、人生が存在するのです。
そのはずなのに、もしも、そういったものがなくて、ただエロいだけだったら……。
ときどき聞く「○○はエロいだけで見るとこないよ」……。
その作品のキャラクターたちは、非18禁世界の中で命を吹き込まれながら、エロいだけで終わってしまったわけです。
そんなの、僕には不憫に感じられてなりませんよ……。
作品を観終わったとき、本ストーリーよりもエロの方が心に残るとしたら、それは正直どうなのかなって思います。
エロの方が心に残ったって、つまり、エロ以外に残るものが何もなかった、ただただエロいだけだった、ってことじゃないですか……。
そりゃあ、非18禁でエロけりゃ、ノンレーティングカテゴリー内では異端だから話題にもなると思いますけど……でも、それでいいんですかね。
子供は親を選べないというように、キャラクターたちも作り手は選べません。
しかし、人に空想という力がある限り、新しいキャラクターは生み出され続けるでしょうし、それが、人が人たる所以の一つだとも思います。
でも、そんな風にしてこの世に産声を上げたにもかかわらず、そのキャラクターが観る側に与えたものといえば、ストーリーよりも痴態だった――この世に生まれて自分が人の心に残せたのは恥ずかしいポーズと喘ぎ声だけだった……それって、なんだかすごく悲しいじゃないですか……。
アニメを多く見ていない僕でも、エロ率が高いにもかかわらず、そんなエロを吹き飛ばして心に感銘を与えてくれた作品をいくつか知っています。
ですが、なんですかね……ここ最近は、エロけりゃいい的な、良い扱いをしてもらえていない作品が多い気がします。
エロをやるなとは言わないんです。
でも、作品を最初から最後まで見終わったとき、見た者の心に何が残るのか……キャラクターの生き様か、思想信条か、あの時の一言か、淡い恋心か、悲しみの涙か、歓喜の笑顔か……それとも、はだけた胸元か、覗くパ○ツか、人気女性声優の「あッ……んんん……アぁぁぁーーーーーーッ!」みたいなエロチックな悲鳴か……。
残るものが前者なら、エロくたって、まぁよし。
エロはおまけで、エロ以外のことがきちんと語られたということです。
……でも、後者だったとき、少なくとも穏仁という人間は首をかしげます。
だって、僕自身、痴態を晒しただけで終わる人生って嫌ですもの。
エロを否定していることではないということは、くれぐれも言っておきます。
いいんですよ、エロ。
でも、最近は、かつてサービスカットといったような部分ばかりが増えてきて、それ以外の中身が希薄になってきていると感じる部分があるということなんです。
平たく言うと最初の方に戻って「人気女性声優にえr(ry」
エロを本分としないノンレーティングカテゴリで作品を作るんです。
規制に抵触しないぎりぎりのエロを狙うのもいいかもしれませんが、エロ分を減らせば、エロ分を無くせば、その分、ほかの語れることも増えるということは心に留めていただいて、新しい作品を作っていただきたいと思う今日この頃です。
ぶっちゃけ、エロアニメじゃない普通のアニメに、濡れ場とも製作者の遊び心ともとれないエロいシーンはいらんです。
※12/10の18時ごろ、加筆修正しました。……にもかかわらず、なんか言いたいことを端的に書けてないなぁ(´Д`;)ヾ
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