――青い瞳のレクイエム――
イントロダクション
『その 物語の舞台は…』
ARIAの二次創作小説(続き物)です。 |
| ―*――――*――――*――――*――――*― |
・ ・ ・ 夜のとばりに包まれてしんと寝静まるネオ・ヴェネツィアの街に、ネオ・アドリア海の穏やかなさざ波の音がじんわりと染み込んでいく。見上げれば、空には無数の星たちがきらめいてまばゆい。その姿が水面に映り込めば、まるで流れ込んだ天の川の星屑で足もとに宇宙が下りてきたかのようで、そんな神秘的な様相に魅せながら、ネオ・アドリア海は今日も静かな子守唄を歌い続けていた。 もう百年以上も昔の事であるのだが、人間の住めない環境だった火星は、人が生活できるように変えるテラフォーミング(惑星改造)という技術により、その呼び名を『アクア』と変えていた。 そして……。
――ウンディーネ――
ネオ・ヴェネツィアにおいて、この言葉を知らない者は、もはや存在しないだろう。ネオ・ヴェネツィアだけではなく、アクアに興味を抱く者であれば一度は耳にする職業の名前である。 そしてここでも、素敵な思い出と新たな未来を織る準備が整いつつあるようだ。 立派なウンディーネになることを夢見て、日々練習に励む一人の少女。その少女を教え導きながら、日々の生活を笑顔で彩るたった一人の先輩ウンディーネ。それに、社長の威厳がそのおなかに表れた一匹の猫。この二人と一匹で運営される小さな水先案内会社。そして、優しい水のきらめきに包まれたネオ・ヴェネツィアがこの物語の舞台。修行に励むそのウンディーネの少女が、今までにない不思議な出来事を体験をするところから、この物語の幕は上がる。
そう、この物語の幕は、まだ上がったばかりなのだから…… |
| 最終更新日: | '11/05/20 |
| [書庫に戻る]≪≪ |
| ≫≫プロローグ『星降る夜の訪問者』 |
| 固定リンク




